部下ができた際、男女の特性を知った上でマネジメントすることが大事になってきます。マネジメントは、業務を管理するだけではなく、能力を最大限に引き出すように育成していく事でもあります。一般的に、男性は感情論より論理を優先しやすい傾向にあり、女性は感情的な共感を優先しやすく、感情に寄り添った上で理解し合う性質があると言われています。そのため、女性は男性とは違い、きちんと共感した上で話を進めることが重要なのです。

相手に共感するためは、まず相手をよく知る必要があります。部下のプロフィールは知っていても、実際のところ内面的な部分は見えないものです。そのため、女性の部下のマネジメントをするなら、部下が何のために誰のために働いているのか、仕事や人生において何を大切にしているかなどをヒアリングすることが必要になってきます。じっくり部下と話をする機会を設け、一対一で話をしましょう。話しにくい事も一対一なら、話せる場合もあります。そうすれば、部下のモチベーションを上げる方法が見えてくるものです。

話をする機会を設ければ、先輩に気を遣って言いたいことも言えない状態を回避できます。まずは部下の素直な気持ちを聞き、マネジメントに活かしましょう。正しいアドバイスや指導は、部下を理解しないとできないものです。そして時には、部下の成長の為、厳しく叱らなくてはいけないこともあります。その際は感情的にならずに、しっかりと部下の言い分や気持ちを聞きながら、改善点を伝えましょう。評価すべき点はしっかりと評価し、改善点もきちんと伝えることで、部下のモチベーションは上がります。